古代日本と東アジアとの活発な交流から生まれた文化の証である世界遺産「宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、自然の多様性を尊重する“神宿る島”として崇拝され、その中で受け継がれてきた伝統はわが国の文化形成と発展に大きく貢献してきました。「日本博“神宿る島”国際文化芸術プロジェクト」とは、その伝統とともに継承されてきた精神と思想を基層にし、さまざまな文化芸術プログラムを通して「日本の心」と「日本の美」を世界に発信していくプロジェクトです。 自然の摂理の中で畏怖の念を抱き、謙虚に向き合いながら森里川海への感謝と祈りを捧げて暮らしを営んできた日本において、古代から育まれてきた “常若(とこわか)”という思想があります。常若とは、自然界ではすべての物質は絶えず循環し、生まれ変わりつづけることで維持されていることから、循環する時間の象徴であり、地球と人類が如何にお互いの生命を維持しつつ、共存すべきかを顕しています。 「MUNAKATA ECO FESTIVAL 2020」は、 世界文化遺産を有する宗像の地から常若の考えを実践し、世界に向けて発信していく場である「宗像国際環境会議」と連携し、 「地球と人類のあるべき姿とは?」という問いかけを持つ場であると同時に、日本特有の自然観、感性、思想、表現を通じて文化芸術を核とした「循環共生圏」の確立を目指す、環境活動と文化芸術活動を架橋する祭典です。 ※詳細はこちら https://www.munakata-ecofes.com/