(日本語) 本郷和人(東京大学史料編纂所教授)
(日本語)
本郷和人
1960年、東京下町に生まれる。1983年 東京大学文学部卒業。1988年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学後、同年、史料編纂所助手になる。のち助教授、教授。1996年 『中世朝廷訴訟の研究』で博士(文学)。石井進と五味文彦に師事し、日本中世政治史においては当為(建前、理想論)ではなく実情を把握すべきとし、清水三男の評価を通じて日本中世の「統治」のあり様に言及する著作を発表している。従来の権門体制論を批判し、二つの王権論に立つ。師の五味文彦と同様に書評も多く、中世や近世を扱った様々なドラマ、アニメ、漫画の時代考証にも携わる。