なら記紀・万葉 日本書紀完成・藤原不比等没後1300年記念イヤーオープニングイベント


【公開揮毫】
 木下真理子(書家)

【基調講演】
 「日本書紀と藤原不比等」 
  講師:舘野和己(大阪府立近つ飛鳥博物館館長)


【パネルディスカッション】
 「記紀・万葉から読み解く人々の営み」
  ●パネリスト
   舘野和己(大阪府立近つ飛鳥博物館館長)
   村田右富実(関西大学文学部教授)
   アンダソヴァ・マラル(国際日本文化研究センター海外研究員)
   紺野美沙子(女優)
  ●モデレーター
   関口和哉(読売新聞大阪本社編集委員)


【特別公演】
 能「海士」より 
   天野文雄 監修(京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長)
  片山九郎右衛門(能楽シテ方観世流)

2020年1/13(月・祝)
 開場12時 開演13時 終演16時30分

奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~
 能楽ホール


出演者

書家:木下真理子

六歳より祖父の影響で書に触れ、書の世界で第一線の研究機関である大東文化大学に進学。戦後の日本書道界を牽引した書家 青山杉雨(文化勲章受章)を継承する髙木聖雨に師事。研究分野は木簡隷。中国・日本で古来受け継がれてきた伝統文化としての書を探求。漢字の五書体(楷書・行書・草書・隷書・篆書)を書き分ける。日本初の三大国立博物館 巡回展「誕生!中国文明」(2010 年)、奈良国立博物館「正倉院展」(2012 年)、正月映画「利休にたずねよ」(2013 年)、NHK「にっぽんプレミアム」(2015 年)等に関わる題字も手掛けている。メジャーリーグの開幕戦では5 万人の観衆の前で公開揮毫を行った。
日本の伝統文化における様々なプロジェクトをコーディネイトし、エッセイも執筆。

講師:舘野和己(大阪府立近つ飛鳥博物館館長)

1950年、東京都生まれ。1980年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程国史学専攻単位取得満期退学。

奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部史料調査室長、奈良女子大学研究院人文科学系教授などを歴任。現在、奈良女子大学特任教授・名誉教授、大阪府立近つ飛鳥博物館館長。

著書に『日本古代の交通と社会』(塙書房)、『古代都市平城京の世界』(山川出版社)、『木簡-古代からのメッセージ-』(共著、大修館書店)、『平城京誕生』(共著、角川学芸出版)、『古代都城のかたち』(編著、同成社)、『日本古代のみやこを探る』(編著、勉誠出版)、『日本古代の交通・交流・情報 1~3』(編著、吉川弘文館)など

パネリスト:村田右富実(関西大学文学部教授)

1962年生まれ。北海道小樽市出身。北海道大学大学院修了。現在、関西大学教授。上代日本文学専攻 博士(文学)。1992年大阪女子大学助手、助教授を経て、2005年大阪府立大学助教授に就任。2007年教授。2017年から現職。

2005年『柿本人麻呂と和歌史で上代文学会賞受賞。2012年『わかる古事記』で奈良県主催の古事記出版大賞、また太安万侶賞も受賞する。その他の書著として、『令和と万葉集』、『おさんぽ万葉集』『よみたい万葉集』(すべて西日本出版社)『日本全国 万葉の旅 大和編』(小学館2014 坂本信幸氏と共著)など多数

アンダソヴァ・マラル(国際日本文化研究センター海外研究員)

2013年に佛教大学文学研究科にて博士学位を取得。国際日本文化研究センター外国人研究員、日本学術振興会外国人研究員、学習院大学非常勤講師、上智大学非常勤講師を経て、現在はカザフ国際関係および外国語大学講師、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員および国際日本文化研究センター海外研究員。

著書に 『古事記 変貌する世界―構造論的分析批判』 (ミネルヴァ書房、2014)があり、主な論文に「古事記のなかの出雲―ホムチワケのシャーマニックな体験から」(『現代思想 出雲総特集』、青土社、2013-11)、「サヰ河の音―神武天皇の結婚歌をめぐって」(『日本文学』日本文学協会、2019-2)などがある

紺野美沙子(女優)

1980年、慶応義塾大学在学中にNHK連続テレビ小説「虹を織る」のヒロイン役でデビュー。「武田信玄」「あすか」など多数のドラマに出演。舞台「細雪」(原作・谷崎潤一郎)では三女・雪子役を好演。他に、「忠臣蔵」「日本の面影」(作:山田太一)など、硬軟を問わず意欲的に舞台に取り組んでいる。バラエティ番組にも度々出演し、飾らないトークで注目を集めている。1998年、国連開発計画親善大使の任命を受け、カンボジア・パレスチナ他、アジア・アフリカの各国を視察するなど、国際協力の分野でも活動中。著書に「ラララ親善大使」(小学館刊)がある。2010年秋から、「紺野美沙子の朗読座」を主宰。音楽や影絵や映像など、様々なジャンルのアートと朗読を組み合わせたパフォーマンスや、ドラマリーディングを全国各地で公演している。NHKFM「音楽遊覧飛行」案内役を担当。元祖スー女としても知られ大相撲有識者会議の一員である。

モデレーター:関口和哉(読売新聞大阪本社編集委員)

読売新聞大阪本社編集委員。
1966年、栃木県日光市生まれ。同志社大学文学部卒業。1990年、読売新聞大阪本社入社。
鳥取支局、社会部、橿原支局長などを経て2019年から現職。共著に『飛鳥・藤原京の謎を掘る』(文英堂)など。日本考古学協会員。

能楽師:片山九郎右衛門

 観世流能楽師シテ方。1964年片山幽雪(九世片山九郎右衛門・人間国宝)の長男として京都に生まれる。祖母は京舞井上流四世家元井上八千代(人間国宝)、姉は五世家元井上八千代(人間国宝)。父及び八世観世銕之亟(人間国宝)に師事。片山定期能楽会を主宰。全国各地で多数の公演に出演する他、ヨーロッパ、アメリカでの海外公演にも積極的に参加。また、学校へ出向いての能楽教室の開催、「能の絵本」の制作、能舞台のCG化など、若年層のための能楽の普及活動も手掛ける。2011年に十世片山九郎右衛門を襲名。重要無形文化財(総合指定)保持者。京都府文化賞奨励賞、京都市芸術新人賞、文化庁芸術祭新人賞、日本伝統文化振興財団賞、京都府文化賞功労賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。公益社団法人京都観世会会長、公益財団法人片山家能楽・京舞保存財団理事長。

 

能「海士」監修:天野文雄

昭和21年、東京都生まれ。京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長。大阪大学名誉教授。専門は能楽研究。主な著書に、『翁猿楽研究』(平成7年、和泉書院。観世寿夫記念法政大学能楽賞)、『能に憑かれた権力者ー秀吉能楽愛好記』(平成9年、講談社選書メチエ)、『世阿弥がいた場所ー能大成期の能と能役者をめぐる環境』(ぺりかん社、平成19年。日本演劇学会河竹賞)などがあり、近著に『能楽手帖』(角川ソフィア文庫)がある。大槻文蔵、福王茂十郎、梅若玄祥らと廃絶曲の復元上演、現行曲の見直しにも数多くかかわる。


必須事項

郵便番号・住所・氏名・電話番号(ファックス番号)・希望参加人数(2名様まで)を明記し、下記のいずれかの方法でお申込みください。

募集は締切しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

FAX03-6902-9996
はがき〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13ユニゾ小石川アーバンビル8F
株式会社SAP内 日本書紀完成・藤原不比等没後1300年記念イヤーオープニングイベント事務局
(往復はがきに限る)

申し込み受付 : 12/10(火)締切

定員 : 500人/抽選


アクセス

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奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~

〒630-8212
奈良県奈良市春日野町101


アクセス方法

◎近鉄奈良駅下車 東へ徒歩20分

◎近鉄奈良駅および JR 奈良駅よりバス

  • 「春日大社本殿」 行き 「奈良春日野国際フォーラム甍前」 下車すぐ
  • 「市内循環(外回り)」 バス 「東大寺大仏殿・春日大社前」 下車
    大仏殿交差点東へ徒歩3分

リンク

木下真理子ホームページ

名義

主催 奈良県

お問い合わせ

日本書紀完成・藤原不比等没後1300年記念イヤーオープニングイベント事務局(株式会社SAP) ☎ 03-6912-0945 (平日10時~18時)
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